星美ホーム

職員採用情報

星美ホームは、一緒に働いてくれる元気な仲間を募集しています。

ケアワーカーしーちゃんインタビュー

ケアワーカー 3年目(2025年時点)
児童構成: 中学生1名、高校生2名

Q なぜ児童養護施設で働こうと思ったんですか?

A 自分は今社会人で、”おとな”ですが、自分自身”こども”として大人になるまで過ごし、学校や親と関わる中で、いろんな思い・いろんな考えを持ちました。でも、自分が思う事とか感じる事とか、そういう気持ちって、100個あっても100個言葉にするのは難しいなって思いながら過ごしていたんです。特に、児童養護施設にいるこどもたちは、自分の気持ちを伝えられない、伝える人がいなかったという子たちなのかなと思って。
大人になると、”こども”だった時の気持ちや考えはだんだん薄れていってしまうと思いますが、進路を選択する時の自分はまだこどもでした。こどもとして生活してきて感じることがあったからこそ、気持ちを言葉にできない子を支援できる、児童養護施設の仕事に就きたいと思いました。

あと、児童養護施設は前に立つというより、一緒に生活する場所。学校や保育園の先生のように、こどもの前に立つとか上に立つじゃなくて、こどもたちと並ぶっていうところが良いなと思って。

Q なぜ星美ホームに就職しようと思ったんですか?

A 幼稚園から大学までずっとカトリックの学校に通っていたので、自分が小さいころから学んできた精神が根底にある施設は働きやすいと考えました。
また、こどものことを考えているのはもちろんなんですが、そのこどもをケアするために大人が働きやすい環境を整備しているところが魅力です。それがこどもの支援に繋がっています。

具体的なところでいうと、私の一つ上の先輩までは1年目の最初から泊りの勤務があったんですが、私の代から泊り勤務は2年目になるタイミングで初めて入ることになりました。そういうちょっと負担だなっていうところは、職員の声を拾って繋げてくれます。
グループホームでの夜勤の際も、本園とすぐ繋がれます。電話や、時には直接来てくださることも。判断に迷ったときには指示をくれたり、そういうところも考えてくださっています。
仕事上だけじゃなく、歓送迎会などの大人だけの行事で他のユニットの方とも交流があるので、話しやすいし頼りやすいです!

Q しんどかったことはありますか?

A ユニット内の職員のお金をこどもが盗っていたことがあって。どれだけ一緒に過ごしても関係性がまだまだなこともあると思うし、築き上げられていないところはもちろんあると思うんですけど…。

Q どのようにして乗り越えたのですか?

A 確実に入れたはずのお金がないぞということがあって、主任さんに相談させていただいたところから、警察の方に入っていただいて。こどもたちに「こういうことが起こっているんだけど、心当たりがあれば名乗り出てほしい」という話をしたところ、その時点で名乗り出てくれました。

Q その経験をした際、職員同士のやりとりで支えられた点はありましたか?

A 主任さんが「こどものために」とぶれずにいてくださったことですね。主任さん自身もお金は盗られているんですが、ぶれなかった。伝えなきゃいけないことを伝えながら、個別に一対一でその子の為に時間を作って、どうしてこういうことをしてしまったのかを振り返ったり、ごめんなさいと言う時間をしっかり作ってくれたり。また、その子がこの先もここにいていいと(小林さんが)思うなら、それを(こどもに)伝えてほしいと言ってくださっていました。

Q 仕事のやりがいや、嬉しかったなというエピソードはありますか?

A 担当を離れても、その子との関係性が切れないことですね。昨年同じユニットだった高3の子が、大学生になるタイミングでユニットを抜けて、自立訓練の方に移動して。
担当を離れても、行事などで会ったら話しますし、その子から学校での様子を教えてくれることがあります。
あとは、こどもがお部屋を移動することもたまにあるので、2カ月くらいしか担当しなかった子も中にはいて。なのに、公園とかで会うと、声をかけてくれる。そういう瞬間が嬉しいんですよね。
自分がこどもと向き合っただけ返ってくるっていうのがやりがいかなと思います。

Q 今後星美ホームで頑張ってみたいこと、挑戦してみたいことはありますか?

A まずは続ける!こどもたちも長くいる子が多いので。
長く続けるために、お休みの日も含めて仕事って感じではなくて、仕事とプライベートを分けることを意識しています。

Q 就職する前に、やっておくといいよ!ということはありますか?

A なんでも無駄にならないと思います。もちろんお料理とか、掃除とか、そういう家事のスキルは日常的に必要だと思うんですけど、そういうのだけじゃなくて、趣味や特技でもってるもの。運動とかピアノみたいな分かりやすい特技だけじゃなくて、なんでもこどもたちの関わりにはつながると思います。

あと、料理が苦手なんですけど大丈夫ですかっていう質問を施設見学などの際に聞かれるのですが、苦手なことがあること自体は全然大丈夫です。でも、現時点で就職したいという気持ちがあるのなら、練習しておく気持ちは必要かなと思いますね。苦手で大丈夫だけど、今から練習して1つでも2つでも料理ができるといいかなと。

私は、苦戦はしなかったですが、これまでは自分が食べるものだけ作っていたので、分量を多く作らなきゃいけないことには戸惑いました。

Q 星美ホームの良いところを教えてください!

A 大人がいつもこどもの事を考えている。些細なことがあったときに、なんとなくこどもと結びつけてすぐに連想して何か思い浮かべているところをみると、結局みんなずっとこどものことを考えてるんだなって思います(笑)
こどもだけじゃなくて、大人同士の距離感が近いというところが、こどもを支援するところに繋がっているのかなと。グループというかチームというか、そういうところに活きてるんだなと思います。